スイクンと初遭遇なのに初めからHPが減ってたみたいな徘徊バグの話をtwitterでもたまに見かけます。この徘徊バグの仕組みはいまだわからないことも多いのですが、現時点でもわかっていることとして、
41レベ以上のポケモンを先頭にしスイクンのいるエリア内でスプレーを使い走り回り、スプレーが切れた後適当な野生のポケモンとエンカする
の過程をとると、その野生のポケモンがスイクン扱いとしてエンカします。何言ってるんだという話ですが、この野生のポケモンを倒したり捕獲したりするとスイクンの存在フラグが消滅します。これではデメリットしかないのですが、スイクンと未遭遇の状態でこの徘徊バグを起こした場合、逃げてスイクンの存在フラグを守った場合でも、この野生のポケモンの個体値がなんとスイクンの個体値と化します。これは3犬は初遭遇時に個体値が確定する仕様だからです。
それを利用してこの野生のポケモンの個体値を後から操作すればスイクンの個体値も操作できるんじゃね?と思ってやってみたのが今回のお話。
自分の知る限り野生のポケモンの個体値を操作する方法は1つしかありません。FFFFや色ギャラ由来の色メタモンを作れることで有名な二重変身です。このバグは初代でしかできないという話をたまに耳にしますが、実際は変身中のポケモンに対する変身が第二世代ではできなくなっただけで、こちらの変身対象となるポケモンが変身を覚えていた場合は問題なく二重変身が成功します。
なのでこちらがFFFFのメタモンをあらかじめ用意(公式ミュウを使えば可能)し、スプレーでスイクンのいるエリアを走り回る→野生のメタモンと遭遇→二重変身をさせてメタモンの個体値をFFFFに変更→スイクンの個体値がFFFFになる?
と試してみました。まあ結果を言っちゃえば無理でした。元のメタモンの個体値がそのままスイクンの個体値になるだけでした。冷静に考えたら個体値は初遭遇時に決定するんだしその後個体値を弄っても変わらないのも道理な気がするけど。
仮にこれができた場合は、スイクンのいるエリアをスプレーを使い走り回った後、他のポケモンにエンカすることなく、かつリセットもすることもなく野生のメタモンとエンカする必要があるので(メタモンのエンカ率は5%)結構な試行回数が必要になるところでした。それでも真面目にスイクン厳選するよりはよっぽど楽だろうってのが業が深い話だけど。
まあ結局徘徊バグを利用してスイクンの個体値をこちらで操作することはできませんでした、残念。
意図的に徘徊バグを起こしてみた。